黒島日記④ 最終日

miyako-manami

2015年12月08日 02:41

黒島に行ってきました!
・・・って、ずいぶん経ってしまったけどっ



今回で黒島に行ったのは、3回目
牛とカラスの方が圧倒的に多い島
海に入らない私は牛とカラスの写真ばっかり撮ってました



「いい宿なんだよ、本当に。」
っとおススメされて泊まった、みやき荘は本当にいい宿でした







はじめは知らない人と話をするのが “ めんどう ” な感じがして、
なかなか、その輪にも入れないでいましたが、一度話してみれば、みんなステキな人ばかり
知らない者同士も、こんな風に楽しく話をして過ごすことができるんだな~って思いました



宿を出る朝、同じ日に来て、同じ日に宿を出ることになった、内地から来たご夫婦がいました
とにかく、おしゃべりなご主人で正直、ドン引き…って感じだったんですけどねっ
その方が、





宮古島か・・・ 前に伯父のお骨を引き取りに行ったことがある
その時に徳洲会病院にも寄りましたよ

わけあって、1人で宮古島に伯父は住んでいたんですけどね・・・
亡くなったけど、誰もお骨を引き取りに行く人がいなくて、俺が行ったんですよ

初めて行きましたね、あの時
それで、道も全く分からないんで、タクシーの運転手さんに
「お骨なんて持ってて、本当に申し訳ないんだが、伯父の住んでいた宮古島なんで、
生前、こんな所に行ったんじゃないかな~って所に案内してほしいんです、お金はいくらでも払うんで。」 ってお願いしてね…
島を周ったんですよ・・・
徳洲会病院にはお世話になりましたって、挨拶に行ったんです




そんな話を聞いていたら、だんだん、その方の顔と、ある患者さんの顔が重なって見えてきて…
「私、その伯父さんを看させてもらっていましたよ… 思い出しました…」


たくさんの患者さんがいて、正直、顔も名前も思い出せなくなってしまうことも多いけど
患者さんのクリクリした目と、宿で一緒になった、その方の目がバッチリ一緒だったので、はっきり思い出しました




伯父さんには可愛がってもらったんでね…




病院に入院してきたときには、身寄りはほとんどいないに近く、
施設の方が身の回りの世話をし、亡くなるときもきっと、一人ぼっちで逝ったんだと思います
人生の最期、家族の誰にも看取られず、涙も流してもらえず…
寂しい最期だな…って思ったりもしていましたが、


でも、その方の背景には、こんな優しい甥っ子さんがいて、
宮古島を後にするそのとき、かわいがった甥っ子さんと一緒に島を…


きっと、宮古島にちゃんとお別れを告げて、内地にその患者さんは帰ったんだと思います
そう思ったら、何だか私が救われた気持ちになりました








やっぱり今回、黒島に行ってよかったな…








また行きます、みやき荘。
ありがとう、古川さん (笑)






そんな話をした直後…
その甥っ子さんが、元首相の麻生太郎さんと電話でお話しされている姿をみました
世の中、何がどこで、どう繋がっているのか分からない…







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